獣医眼科論文の紹介。最新のものから教科書に引用されている診療のエビデンスになっているものまで和訳し幅広くとりあげています。

世界中での研究の成果により、日々新しい知見が報告されエビデンスが蓄積されています。新しい診断法・治療法の論文報告などにより、大幅に治療方針が変化することも少なくありません。

論文は最新の情報を得るのに避けられません。数年ごとに改訂される洋書では数年遅れ、さらに訳本だとさらに数年、5〜10年前の情報を読んでいることになります。

最新の論文のみでなく、ここでは成書で引用されている過去の研究論文についても紹介しています。獣医眼科領域でバイブルと呼ばれている成書 Veterinary Ophthalmologyでは、内容は主に研究論文を参考にして書かれています。しかし、成書内での1−2行の要約では、臨床的に重要な点が書かれていないことなどがあるのも事実です。

例えば、ある緑内障点眼薬が、犬で統計学的に有意に眼圧降下作用があったと報告している論文が成書に数行で書かれていたとします。しかし、引用元の論文では、ある特定の緑内障のタイプ(ある特定の遺伝子変異による緑内障)のみで使用され評価されていること、犬種がビーグル犬のみであること、降圧作用が小さく統計学的に差はあっても、臨床的に有効であるかどうか疑問が残ることなどの研究の限界やバイアスは、成書には記述されていません。

研究論文を読んで最新の知識のアップデートとその解釈を学びませんか。

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