長毛雑種猫における両側性増殖性角膜炎
Bilateral Proliferative Keratitis in a Domestic Long-Haired Cat
長毛雑種猫における両側性増殖性角膜炎
Colitz CMH, Davidson MG, Gilger BC. Bilateral proliferative keratitis in a Domestic Long-haired cat. Vet Ophthalmol. 2002;5(2):137-140. PMID: 12071872
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9歳避妊雌の雑種長毛猫が、両側性で進行性の淡いピンク色を呈する角膜混濁により来院した。紹介獣医師は猫ヘルペスウィルス1型(FHV-1)の検査は行わずにFHV-1による角膜炎と臨床診断し、抗生物質および抗ウィルス薬による治療を行ったが、状態の改善は認められなかった。組織学検査では、好中球、形質細胞およびリンパ球が認められたが、好酸球、肥満細胞は認められなかった。ルーティンな検査では原因疾患は判明しなかったが、サザンブロット法によるFHV-1の検査では陽性結果が得られた。この猫は、継続的なコルチコステロイドおよびシクロスポリンの局所点眼に反応を示した。
Experimental Design | Case report |
P | 9歳避妊雌の雑種長毛猫。両側性で進行性の淡いピンク色を呈する角膜混濁 |
I | NA |
C | NA |
O | NA |
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