犬の突発性後天性網膜変性症候群の長期結果
Long-term outcome of sudden acquired retinal degeneration syndrome in dogs
犬の突発性後天性網膜変性症候群の長期結果
Stuckey JA, Pearce JW, Giuliano EA, et al. Long-term outcome of sudden acquired retinal degeneration syndrome in dogs. J Am Vet Med Assoc. 2013;243(10):1425-1431. PMID:24171371
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目的
犬の突発性後天性網膜変性症候群(SARDS)の長期結果と飼い主が気付いたQOLを調査すること
デザイン
調査研究
動物
2005年から2010年の間に5つの学術獣医施設において検査したSARDSの犬100頭
方法
急性の視覚喪失 、正常眼科検査所見、フラッシュ網膜電位図の消失の評価を基に診断した。罹患犬のオーナーには、視覚、全身症状、オーナーからみた犬のQOLなどを含む結果に関するアンケートに答えてもらった。
結果
診断時の年齢は、陽性の結果測定値と有意に相関した;若い年齢で診断されたSARDSの犬は、部分的視覚とオーナーからみた犬のQOLがより高いと主張していることが多かった。
多食症は唯一時間とともに重症度が増した時に見つかる全身症状だった。22%の犬が内科的療法を試みたが、どの犬にも視覚の改善は見られなかった。オーナーの回答の37%は診断後、彼らの犬との改善した関係を報告し、95%はSARDSの犬の安楽死に反対するだろうと示した。
結論と臨床的意義
失明とSARDSに関係する併発した全身症状は明らかになっていないが、多食症のみが重症度とともに増加した。ほとんどのオーナーは、彼らの犬が良好なQOLを有していると信じ、SARDSの犬の安楽死に反対するだろう。
Experimental Design | Owner-Survey |
P | SARDSの犬100頭 |
I | — |
C | — |
O | 飼い主による犬のQOLの質問表による評価 |
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